この記事では「システム」について分かりやすく説明します。
ビリヤードでいう「システム」とは、クッションに当たった手球の反射角や軌道を“数値化”して計算する方法のことです。
つまり、感覚ではなく理論で狙うための考え方ですね。
もともとスリークッション競技(穴の空いてないテーブルでボールを当てるビリヤード競技)での計算方法だったのが、ポケットビリヤードでも使えるように考案されたと聞いております。
システムの利用例はたとえば、3クッション(3回クッションに当てて的球を狙う)では、
「どのクッションを何番目に通せばいいか?」を数字で割り出してショットを組み立てます。
「理系っぽくて難しそう…」と思うかもしれませんが、
実はシステムを理解すると、狙いのブレが減って安定感が一気に上がるんです。
9ボールでは、的球をポケットした後の手玉の置き場所 が勝敗を大きく左右します。
その際に役立つのが、再現性の高いクッションシステムです。
特におすすめなのが
この2つです。どちらも数字で軌道を読むため、安定して再現できるライン作りが可能です。
- なぜ9ボールでクッションシステムが必要か
- 「ファイブアンドハーフ」システムの再現性
- プラスツーシステムの再現性
- システムがおすすめな理由
- まとめ
なぜ9ボールでクッションシステムが必要か

ナインボールは図のような最小番号の的球に直接手球を当てれない配置が来た場合、最小番号の的球に手球を当てないとファールになり、相手がフリーボールとなるため、とりあえず当てないとゲームが不利になります。
1クッションのシステム(キックショット)は以下のバンクショット記事で解説しております。
ビリヤードではクッションを何回も使うほうがラインが安定します。
システムは実はたくさん種類がありますが、私のおすすめするのはこの2つです。
計算が簡単で、これを覚えておけばナインボールで空クッションの失敗がかなり防げます。
「ファイブアンドハーフ」システムの再現性

基本式
手玉位置のポイント − 長クッション値 = 第3クッション到達点
手玉のポイントは15から始まり20、、25,、と5刻み
長クッションは10から始まり20,、30,、、と10刻みになります。
図の様に手球がテーブルを左に回ってくる時は手玉の左をひねります。
例:
50 − 10 = 40
→ 手玉位置50から入射、長クッション10を通すと第3クッションは40(サイドポケット)に出る

この配置では1クッションでは⑧のイレは見込めないのでシステムのラインがちょうどよいです。
再現性が高いため、練習しておけば試合でもほぼ同じ軌道で手玉を置けます。
うまく⑧入れば⑨もイレてしまえそうですね!
テーブルを1/4にしても成り立つ

ビリヤードテーブルを4分割して考えてもシステムが成り立ちます。
図のように1/4サイズのテーブルと捉えて仮想のポイントやポケットを作ればファイブアンドハーフのラインが出来上がりです。
プラスツーシステムの再現性

基本式
手玉位置+短クッションのポイント = 長クッションの着地ポイント

名前の由来は2ひねり(タップ半分くらいのひねり)を加えることからプラスツーとついたようですが
実際には短クッションと手玉の距離でコースがずれるので少し練習が必要です。
図ではテーブルを右回りに手球が走るので手玉は右をひねります。
このシステムは3〜5が再現性が高いです。ひねる量がわかると安定してラインを走ります。
9ボール実戦例

空クッションからセーフを取るためにシステムが使えますが手玉コントロールにも活用できます。
図の配置なら先程のプラスツーの3のラインに乗れば⑨へのポジションも可能になります。
システムで手玉の動きが理解できるとダシもパワーアップできます。
システムがおすすめな理由
- 簡単な計算なので緊張しているときでもできて、毎回ほぼ同じラインを出せる
- ポジションやセーフティの精度が向上
- 練習すれば試合で迷うことなく使える
- 初心者でも数回の練習で安定して使える
✔ポイント:試合で緊張してもポイントの数字を思い出せるように練習するのが良い
まとめ

クッションシステムは、9ボール上達の近道です。
実際にレッスンしてほしいよ〜という方は↓御覧ください。
参考文献 ザ・ビリヤードA to Z プラクティス編
古い本ですがビリヤードの神様「エフレン・レイズ」もおすすめするビリヤード解説書。これ以上に詳しい解説書はありません。3部作。
プラクティス編は手玉コントロールや上達のための練習方法が満載です。




