キックショットとバンクショットとは?

この記事ではバンクショット・キックショットについて分かりやすく説明します。
ビリヤードの魅力の一つが「バンクショット」。
これは、的球をクッション(テーブルの縁)に当ててからポケットに入れるショットのことです。
直接狙えない球でも入れるチャンスを作れるため、試合の流れを変える場面でよく使われます。
実はボールのクッションへの跳ね返る角度は「入射角=反射角」にはなりません!
そのためバンクショットは一見難しそうに見えますが、「バンクシステム」を理解すれば、初心者でも十分に狙えるショットになります。
また9ボールでよくある手玉をクッションに先に当ててから的球を当てるショットをキックショット(空クッションとも言います)と言いますが、こちらもバンクシステムを理解していると成功率が上がります。
この記事でバンクシステムを理解してキックショット・バンクショットの基本を習得してくださいね
ビリヤードの遊び方をマスターしよう!
なぜ「入射角=反射角」にならないか?

結論から言うとクッションがゴム製のためです。
ボールがクッションに当たるとゴムの弾性により、ボールがゴムにめり込むため、「入射角=反射角」にならず反射角が小さくなる場合がほとんどと覚えてください。
バンクシステムを覚えよう!

システムとはテーブル上のポイント(レールにある⚪️や♦︎のこと)に数字をつけて簡単な計算をするとボールの軌道が再現できる考え方のことです。日本人が考案したとか。
当サイトでは再現性のあるシステムで基準を身につけることをお勧めします。
バンクシステムは図のようになっており、「入射角=反射角」になっておりません。
💡 ポイント:「入射角=反射角」にならないと理解すること
■ バンクシステムの基本手順

- ポイントに数字を振る
跳ね返す側のポイントに10・・・20・・・と10ずつ数字を振り、手玉がいる反対側のポイントには4・・8・・と4ずつ数字を振ります。 - ライン上にイメージボールを作る
手球と的球の位置を確認し、システムに当てはまる数字をつなげてラインを作れたらイメージボールを設定します。図では8と12の中間に10のポイントを想定してラインを設定し、イメージボールを作りました。 - イメージボールに向かって、まっすぐ撞く
システムで反射角が小さくなると考慮されてますが、力を入れすぎると反射角が小さくなるなるため、スローショットで正確に。
■ 練習法①:バンクショットの基本練習

バンクショットは「最終手段」です。手玉のポジションのために選択することもありますが、通常のショットよりイレの確率が低いため
的球をどこのポケットにも直接狙えないけど、ポケットしたい時だけ選択します。
練習法としては10のラインや9番だけ残った場面を想定してシステムに当てはめてショットします。
■ 練習法②:テーブルを縦にしてもシステムが当てはまる

テーブルを縦にしてもシステムが当てはまります(縦バンクと言います)。縦バンクは的球が走る距離が長いので成功率は高くありませんが選択肢がこれしか無い時は重宝します。

使い所としては図のように9番だけ残ったらバンクショットしか選択肢がないのでシステムに当てはめて(図では20のラインを想定)挑みます。
縦バンクは的球が走る距離が長いので成功率はあまり高くありません。
昔TVで高橋邦彦プロが成功率50%ほどと言っておられました(謙遜して言ってたかも知れませんが)
しかしながらクッションから当てに行ったり、ヒッカケ(ヒネリをつかった高等テクニック)よりはシュート率が高いです。
バンクシステムを応用してキックショットを成功させる

バンクシステムを覚えたらキックショットにそのまま応用できます。
図のようにナインボールで必ず遭遇する的球が隠れた状態で、システムのラインを使います。
またこのラインを基準にしてサイドスピン(ヒネリと言います)で反射角度を調整することも可能です。うまく当てれるかはクッションコンディションの読みと撞き点次第!
■ まとめ

バンクショットは最終手段ですが、バンクショットを習得すると、入れにくい配置でもチャンスを作れるようになり、ビリヤードの楽しさが何倍にも広がります。
またバンクやキックは難しいショットなので成功するとプレー中のメンタルが良い方に向かいます。
バンクは奥が深いので本記事では基本編としてこのくらいに止めておきますが、応用編も執筆したいと思います。最初は難しく感じても、少しずつ練習すれば、確実に感覚が身についていきますので是非練習してくださいね。
実際にレッスンしてほしいよ〜という方は↓御覧ください。
参考文献 ザ・ビリヤードA to Z アプリケーション編
古い本ですがビリヤードの神様「エフレン・レイズ」もおすすめするビリヤード解説書。これ以上に詳しい解説書はありません。3部作。
アプリケーション編はシステムが網羅されており、ロジカル派の方は必見です。



